 | 本気!Ⅱ 1巻
<1998年>
自分なりにけじめをつけて終わった物語が熱い声援で スタートします。
まちがいに気のついていない国の、まちがいだらけの物語になるかもしれません。
どうせ、まちがうのなら熱い想いだけは、胸にしまって……。
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 | 本気!Ⅱ 2巻
<1998年>
本気という文字の成り立ちを調べてみます。
「本」は木の下部に印をつけて、木の根もとを示した字です。
広く物事の「もと」に使います。
「気」は 米と水蒸気を合わせて、米をたく時に立ち上がる湯気、
転じて、目に見えない動きを さします。
もとの、見えない動き、本気。 |
 | 本気!Ⅱ 3巻
<1999年>
“腹ふくるるわざ”満腹が不快だとしたら、今の幸福は不快なのでしょうか。
空腹は食物をおいしくさせます。
心のさみしさは人の想いをより深く感じさせます。
…だとしたら…心が少しだけ飢えていた方がいい?
少しだけ不幸の方がいい? |
 | 本気!Ⅱ 4巻
<1999年>
若者の辞書から“青春”という文字が消えた。そんな事を言う人達がいます。
そんなもの最初からありませんでした。夕日に向かって走る事にしたって、
雪の日に裸足で、恋人のもとへ行く事だって、昔からみんな“ごっこ”だったのです。
I am a Boy.最初に習うセンテンス。これも存在しない言葉です。
“ぼくは少年です”そんな事言う少年に、あった事ありません。
青春とは、その青を通り過ぎた人達が、はじめて口にする言葉です。 |
 | 本気!Ⅱ 5巻
<2000年>
人を殺める事や、欺く事が、人のとる行動でない事くらい、
法で決められなくともわかっています。
歴史上、一度もと言ったのは、他の決め事です。
すべての決め事、その法を操る人たちのためにつくられてきたのです。
“弱者=愚か”という図式は、今も続いています。
君の周囲でさがしてごらん。すべてです。 |